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第1回 健康食品の安全性

はじめに

「健康」っていったいなんでしょうね?
「体」にいいってなんでしょうね?

健康にいいからとジョギング始めたら怪我をして前より状態が悪くなった…。体にいいからと言われた食材を食べすぎてお腹をこわした…。心当たりはありませんか?


「ありたい健康」、「ありたい体」は個人個人で違います。もちろん体質も体力も環境もそして気持ちも想い何もかもが1人1人違います。出発点も到達点も違います。だから巷にあふれる画一的な健康法は偶然その方に合う時はあっても絶対的なものなど何ひとつないんですね。

健康の第一歩は自分を知ることです。自分の長所・短所、得手・不得手、現在の環境、ありたい理想像、趣味、夢、考え方…。これらをもう一度見直してみませんか?そして何より大切なことは自分の健康法は自分で作ること。健康法を捜したり教えてもらったりするのではなく、自分の健康法を作るための正しい情報を捜したり教えてもらったりするようにしませんか。視点を変えるだけで随分変わるはずですよ。

誰もが「健康」でありたい。元気で丈夫な「体」でいたいですよね。その「概念的な想い」が現実のものになるようなお手伝いが出来ればと思ってこのコラムを書かせていただきます。

健康食品の安全性

さて、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんがいよいよ「健康食品の機能性表示」が認められようとしています。
「健康食品の機能生性表示容認」の件は平成25年度のアベノミクス成長戦略の中に折り込まれ閣議決定され平成26年度中に施行となっております。つまり平成27年3月までに一定の健康食品のラベルに、たとえば「〇〇にいい」とか「〇〇の予防になる」と言う文言が書けるようになるということです。


今まで食品では特定保健用食品(トクホ)と栄養機能食品(一部のビタミン・ミネラル)だけにしか機能性表示は認められていませんでした。世界を見渡しても多くの国でこの機能性表示は認められています。ある意味世界の標準に合わせるといった意味もあります。消費者にとってもこの商品が何にいいのかがわからなければ商品を選べませんよね。そういった意味でも健康食品はよりわかりやすくなってきます。

もう一つ機能性は分かってもあくまでも健康食品は口から摂取する食品です。何よりも安全でなければなりません。しかし錠剤やカプセル等といった一般の食品とは少々異なった形状を持つ健康食品はこの安全性を消費者が確認することはとても難しい事です。そこでひとつの基準はGMP取得工場で製造されたものかという事です。GMP(Good Manufacturing Practice)とは「適正製造規範」と呼ばれ元々は医薬品製造においてその安全性を担保するものです。現在、健康食品においては厚生労働省のガイドラインに従って2つの認証団体がその認証を行っております。健康食品には法律がありませんので義務ではありませんが、今後機能性表示が認められるようになってくるとその必要条件となってくる可能性があります。

お手元の健康食品の安全性が心配になったらぜひこのGMP基準で作られたものかどうか確認されてみてはいかがでしょうか?
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